「オーストラリアワーホリへ行きたいけど、現地ではいくら必要なんだろう」
飛行機代やビザ代などは、調べると割とすぐ出てきます。
そのためワーホリ渡航前の初期費用を把握することはそれほどむずかしくはないことが多いです。
しかし現地でかかる費用については、飛行機代のようにこれといった『絶対』という金額がないため不安になりますよね。
もちろん調べても人によってかかった金額が違うのでまばらですし、そもそも情報自体すくないように感じます。
「現地でいくらかかるか、大体でいいから把握したい」
これはちょうど初ワーホリでオーストラリアへ渡航する前のわたしが悩んでいたことでもあります。
そこで今回は、そんな過去のわたしのような悩みを持っている方向けに記事をまとめてみました。
この記事では
- 実際に最初どれくらいお金がかかったのか
- 現地でどんな場面で出費するのか
- なぜオーストラリアは低資金でも動きやすいのか
- 初期費用を抑えるコツ
- 結局いくらあると安心なのか
を、実体験ベースでわかりやすく解説します。
また、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド3カ国でのワーホリ経験をとおして、節約する動き方も学びました。
この記事を読むことで
- 現地での出費タイミングやだいたいの費用感がわかる
- 自分はいくら準備すればいいのかイメージしやすくなる
- 節約するコツがわかる
ようになるとおもいます。
わたしは、10万円以内の資金で現地生活をスタートできました。
しかし、これからオーストラリアへワーホリに行く方には、最低でも20万円を現地で使う初期費用として準備しておくことをおすすめします。
オーストラリアワーホリの現地初期費用は最低20万円あると安心

わたし自身は、オーストラリアのワーホリを10万円以内の資金でスタートできました。
ただこれは、現地到着後2日でファームの仕事がみつかるなど、かなり条件が良かった部分もあります。
もし仕事探しが長引いていたら、かなり厳しかったと思います。
そのため、これからオーストラリアでワーホリを考えている方には、最低でも20万円ほどの現地生活用資金を準備しておくことをおすすめします。
ただし、20万円でもそこまで余裕があるわけではありません。
そのため、後述するように、最初はファームジョブを中心に探し、できるだけ早く収入につなげる動き方がおすすめです。
10万円で実際にどうオーストラリアワーホリをスタートさせたか
ここでは、わたしが実際にどうやって10万円以内でオーストラリアワーホリをスタートできたのかを、出費タイミングとあわせて紹介します。
「現地のどんな場面でお金が減っていくのか」
イメージしやすくなると思います。
最初にかかった出費
わたしが最初に使ったお金は、おおよそ下記の通りです。
- 宿泊費:約60AUD
- 食費:約60AUD
- 現地での移動費:約270AUD
- 仕事用の備品:約30AUD
- レント(家賃):120AUD
- デポジット:240AUD
- 初給料までの食費:約20AUD
合計:約850AUD(約10万円以内)
最初に到着したのは、オーストラリアのケアンズでした。
出国前に少し調べたところ、
「ケアンズにはバナナファームの仕事がある」
という情報を見つけていたため、とりあえず現地へ向かいました。
この時のわたしは、まだバックパッカーズの存在を知りませんでした。
(※バックパッカーズ:旅行者向けの安い宿)
そのため、最初はモーテルに宿泊しました。
モーテルは、ホテルより少し安い宿のようなイメージです。
宿泊費は1泊 約60AUDほどでした。
食費も節約していました。
レストランは避け、マクドナルドの安いメニューなどで済ませることが多く、1食10AUD前後だったと思います。
ただ、ここで問題が起きました。
わたしがケアンズへ行った2月は、バナナファームの仕事がほとんどない時期だったのです。
さすがに焦りました。
SIMカードを持っていなかったため、マクドナルドのWi-Fiを使いながら、「日豪プレス」という日本人向けサイト経由で仕事探しを始めました。
そして運良く、カブルチャーという地域のいちごファームの仕事を見つけます。
しかし場所はケアンズから飛行機で2時間ほどの距離でした。
そのため、急きょ移動することになりました。
- ケアンズ → ブリスベン(ジェットスター):約250AUD
- ブリスベン → カブルチャー(電車):約15AUD
※ジェットスター:格安航空会社
さらに、仕事の準備として、
- 作業着
- 弁当箱
などを購入し、約30AUDほど使いました。
到着後は、シェアハウスへ入居しました。
ここで必要だったのが、
- レント(家賃):120AUD
- デポジット:240AUD(2週間分)
です。
※デポジット:日本でいう敷金のようなお金
オーストラリアでは、レントや給料が「週払い」のことが多いです。
つまり、仕事が決まっても、最初の給料日までの生活費1週間分は自分で持っておく必要があります。
そのため、初給料までの1週間は、かなり節約して生活していました。
食費は
- パスタ(1ドル前後)
- トマト缶(2ドル前後)
などを中心にして、約20AUDほどで乗り切っていました。
かなりギリギリでしたが、なんとか最初の給料までつなぐことができました。
こうしてオーストラリアワーホリをスタートさせることができました。
オーストラリアワーホリは他国より低資金でも動きやすい
ここまでお話ししたように、わたしが10万円以内でワーホリ生活をスタートできたのには、オーストラリア特有の理由があります。
とくに大きかったのは、下記のポイントです。
- ファームジョブが見つかりやすい
- レント・デポジット・給料が週払い文化
1つずつ説明していきます。
ファームジョブが見つかりやすい

ファームジョブとは、農場で働く仕事のことです。
たとえば、
- いちご
- バナナ
- ブルーベリー
などの農場で、
- 収穫(ピッキング)
- 植え込み(プランティング)
などの作業をします。
ファームジョブの大きなメリットは、下記のような点です。
- 英語力がそこまで必要ない
- 特別なスキルもいらない
- そのため面接や履歴書が不要なことが多い
- 大量募集している
- シェアハウス付きのこともある
ファームの仕事は、良くも悪くもかなり単調です。
そのため、特別な経験やスキルがなくても採用されやすいです。
実際、わたしがファームジョブの時住んでいたシェアハウスには台湾人の方もいましたが、その方は「Yes」と「No」しかほぼわからない状態でした。
それでも採用されて問題なく働けていました。
仕事自体はシンプルなので、すぐに覚えられることが多いからです。
その点、レストランやカフェは少し事情が変わります。
どうしても、
- 接客
- オーダー
- スピード
- コミュニケーション
などが必要になるため、英語力や経験で落ちることもあります。
面接や履歴書が必要な場合も多いです。
しかし、ファームジョブの場合は、
「人手が足りないから、とにかく人を集めたい」
というケースもかなりあります。
わたしが働いていたファームも、面接や履歴書はありませんでした。
連絡後、数日でそのまま働き始めることができ、かなりスムーズでした。
ここは、レストランやカフェとの大きな違いだと思います。
レストランやカフェの場合、
- 履歴書を作る
- 面接を受ける
- 結果を待つ
という流れになることが多いです。
その間も生活費はかかります。
一方ファームは、
「空きがあればすぐ働ける」
というケースもかなりあります。
ここが、低資金でもスタートしやすい理由です。
さらに、ファームは大量募集していることも多いです。
わたしがいたファームも、100人近い労働者がいました。
募集人数が多いので、採用される可能性も高くなります。
レストランやカフェは、どうしても必要人数が限られ、15人ほどで店が回ることも多いです。
そのため、タイミングによっては求人が埋まっていたり、競争になることもあります。
また、ファームによっては、シェアハウスもセットで提供している場合があります。
つまり、
- 仕事
- 住む場所
を同時に見つけられることがあります。
これは、家探し期間の出費を減らせるため、かなり大きいです。
こういった特徴があるため、オーストラリアは比較的低資金でもワーホリを始めやすい国だと感じました。
特に、
「すぐに仕事が見つかる → すぐ収入につながる」
という流れを作りやすいのが大きなポイントです。
そして次に説明する「週払い文化」も、かなり関係しています。
レント・デポジット・給料が週払い文化

オーストラリアは、レント(家賃)・デポジット(敷金のようなお金)・給料が「週払い」のことが多いです。
これも、オーストラリアワーホリが低資金でもスタートしやすい理由の1つだと感じました。
まず、シェアハウスへ入居する時は、
- レント1週間分
- デポジット2週間分
を最初に支払うケースが多いです。
たとえば、わたしが実際に住んでいたシェアハウスは、
- レント:週120AUD
- デポジット:240AUD(2週間分)
でした。
つまり、入居時に必要だったお金は、
120AUD + 240AUD
= 360AUD(約4万円ほど)
です。
もしこれが月払い文化の国だった場合、最初に必要なお金はもっと大きくなります。
たとえばカナダは、日本と同じように「月払い」が多いです。
同じ価格帯で考えると、
- 家賃:月480AUD相当
- デポジット:960AUD相当(2か月分想定)
となり、
480AUD + 960AUD
= 1440AUD(約15万円)
ほど必要になるケースもあります。
さらに、給料の支払いタイミングも違います。
オーストラリアは週払いが多いため、仕事が決まれば、早ければ翌週には給料が入ってきます。
つまり、
「現地で働いたお金で、すぐ次のレントを払う」
という流れを作りやすいです。
一方で、カナダなど月払い文化の国では、初給料まで1か月近く待つこともあります。
その間の、
- 家賃
- 食費
- 交通費
などを自分のお金でまかなう必要があります。
そのため、最初に必要な資金が高くなりやすいです。
もちろん、オーストラリアでも都市や物価によって条件は変わります。
ただ、全体的には、
「少ない資金でも始めやすい」
という特徴はかなり感じました。
下記の記事では実際にカナダでかかった初期費用をご紹介しているので、ご興味ある方はぜひ参考にしてみてください。
オーストラリアワーホリの現地初期費用を抑えるコツ
ここでは、現地で初期費用を抑えるコツをご紹介します。
具体的には
- バックパッカーズを活用する
- ファームジョブを狙う
- シェアルームを選ぶ
の3つです。
バックパッカーズを活用する

オーストラリアで初期費用を抑えたい場合、バックパッカーズの利用はかなりおすすめです。
バックパッカーズとは、複数人で同じ部屋に泊まるタイプの安宿です。
2段ベッドが並んでいることが多く、海外の旅行者やワーホリ勢がよく利用しています。
宿泊費のイメージは、だいたい下記のような感じです。
- ホテル:約100AUD前後
- モーテル:約60AUD前後
- バックパッカーズ:約30AUD前後
普通のホテルと比べるとかなり差があります。
数日〜1週間泊まるだけでも、出費に大きな差が出ます。
もちろんデメリットもあります。
たとえば
- プライバシーが少ない
- いびきが聞こえる
- 夜遅く出入りする人もいる
などです。
ゴールドコーストのバックパッカーズでの滞在時、夜遊び帰りの旅行者組と同部屋になり、なかなか眠れなかった日もありました。
そのため
- 他人の生活音がかなり気になる
- 少しの音でも眠れない
という方には、少しきついかもしれません。
ただ、個人的には、極端に神経質でなければ普通に生活しやすい環境だと感じました。
実際、ワーホリ勢やバックパッカーはかなり利用しています。
また、バックパッカーズにはメリットも多いです。
特に大きいのが、情報交換しやすいことです。
たとえば
- 仕事情報
- シェアハウス情報
- おすすめ地域
- ファーム情報
などを、他のワーホリ勢から聞けることがあります。
さらに、多くのバックパッカーズには共用キッチンがあります。
そのため、食材をスーパーで買って自炊すれば、食費をかなり抑えられます。
オーストラリアは、1杯のラーメンが17ドル前後(約1700円)するなど、外食費がかなり高いです。
そのため自炊すれば、毎食外食するのと比べると、かなり差が出ます。
特に、仕事探し中の「まだ収入がない期間」は、宿泊費と食費をどれだけ抑えられるかがかなり重要です。
その意味でも、バックパッカーズは節約としていい選択肢だと思います。
ファームを狙う

初期費用をできるだけ抑えたい場合、最初からファームジョブを狙うのはかなりおすすめです。
理由は、ここまで説明してきた通り
- 面接・履歴書なしで採用されやすい
- 家付きのことが多い
- 仕事開始までが早い
という特徴があるからです。
とくに
「早く収入につなげやすい」
というのが大きいです。
またファームジョブは、工程によっては意外と稼げます。
たとえばファームには、
- digging(うね作り)
- planting(植え込み)
- cutting(茎を切る作業)
- picking(収穫)
など、いろいろな工程があります。
わたし自身、この4つを経験しました。
その中で、一番稼ぎやすかったのは「planting(プランティング)」です。
雨などで休みが出た場合でも、最低週500AUD前後は稼げていました。
もちろん、時期やファームによってかなり変わります。
ただ、
「仕事がすぐ見つかり、翌週から収入が入る」
というのは、現地初期費用を抑える面ではかなり大きいです。
とくに、プランティングやピッキングのシーズンを狙って渡航できれば、比較的早く生活を安定させやすいと思います。
また、
「農業ではなく、レストランやカフェで働きたい」
という人にも、最初だけファームへ行くのはおすすめできます。
理由は、ビザ制度にあります。
オーストラリアのワーキングホリデービザには、
「同じ雇用主のもとで働けるのは最長6か月」
というルールがあるからです。
つまり、どちらにしても、途中で仕事を変えるタイミングが来ます。
そのため、
- 最初はファームで資金を安定させる
- その後、レストランやカフェへ移る
という動き方もかなり現実的だと思います。
ファームは、
- 仕事が見つかりやすい
- 住む場所も見つかりやすい
- そのため初期費用を抑えやすい
というメリットがあります。
「まずオーストラリア生活を安定させる」
という意味では、かなり相性がいいです。
さらに、ファームで一定期間働くと、ワーホリビザ延長の条件を満たせる場合もあります。
(※ルール変更の可能性あり)
そのため
- 低資金でスタートしやすい
- 延長条件にもつながる
という点でも、ファームはかなりおすすめです。
最初はシェアルームを選ぶ

最初の生活費をできるだけ抑えたい場合は、滞在場所をシェアルーム中心で探すのがおすすめです。
シェアルームとは、1つの部屋を2〜3人ほどで共有する滞在スタイルです。
ベッドだけが自分専用で、部屋自体は他の人と一緒に使います。
一方で、「オウンルーム」というスタイルもあり、こちらは1人部屋です。
プライバシーがあり、かなり快適ですが、その分家賃は高くなります。
場所によって差はありますが、わたしがオーストラリア・カナダ・ニュージーランドでワーホリをした中では、
- シェアルーム:週100AUD前後
- オウンルーム:週150〜300AUD前後
くらいが多い印象でした。
もちろん、
- 他人と生活するストレス
- 生活リズムの違い
- 音の問題
などはあります。
そのため、人によって向き・不向きはあります。
ただ、初期費用の節約を考えた場合は、最初だけでもシェアルームを選ぶとかなり生活が安定しやすくなります。
また、シェアハウスでは他のワーホリ勢や留学生と一緒になることも多いです。
そのため、
- 仕事情報
- 家情報
- 現地生活のコツ
などを聞けることもあります。
個人的には、
「最初はシェアルームで費用を抑え、生活が安定してからオウンルームへ移る」
という流れはかなりおすすめです。
各初期費用の目安
ここでは、現地用資金ごとに
「どれくらい余裕があるのか」
を、実体験ベースでまとめていきます。
10〜20万円:かなりギリギリ
10〜20万円は、かなりギリギリのラインです。
仕事がすぐ見つかる前提で考えたほうがいいと思います。
そのため、このラインの場合は、できるだけ早く働き始めやすいファーム中心で探すのがおすすめです。
とくに最初は
- レント
- デポジット
- 食費
- 移動費
- バックパッカーズなどの宿泊費
などで、想像以上にお金が減っていきます。
そのため
「数週間仕事が見つからない」
という状況になると、このラインではかなり厳しくなります。
わたし自身は10万円以内でスタートできました。
ただ、これは、
- 2日で仕事が見つかった
- タイミングが良かった
という運による部分もかなり大きかったです。
そのため、正直あまりおすすめできるラインではありません。
30〜40万円:現実的ライン
個人的には、このあたりがかなり現実的なラインだと思います。
このくらい資金があると、ファーム以外の仕事を探す余力も出てきます。
たとえば
- ゴールドコースト
- ブリスベン
- シドニー
などで、バックパッカーズに滞在しながら、
- カフェ
- レストラン
- ローカルジョブ
を探す動きもしやすくなります。
もちろん、ファームよりは仕事探しの難易度は上がります。
ただ、
- レジュメ(履歴書)
- 面接対策
- トライアル
などをしっかり準備できれば、十分現実的なラインだと思います。
※トライアル:採用工程の一部・短時間のお試し勤務のようなもの
40万円以上:かなり余裕あり
40万円以上あると、かなり余裕を持って動けます。
仕事探しでも、
- エリア選び
- 仕事選び
- 英語環境
などを比較的しっかり選びやすくなります。
また、
- 最初からオウンルーム
- 少し都市部で生活する
などの選択肢も見えやすくなります。
もちろん、資金が多いほど安心ではあります。
初めてのワーホリで不安が大きい場合は、できるだけ余裕を持って準備しておくと安心だと思います。
まとめ
オーストラリアワーホリは、比較的少ない資金でスタートしやすい国だと感じています。
とくに、
- ファーム仕事が見つかりやすい
- レントや給料が週払い
といった特徴があり、
「すぐ働く → すぐ収入につなげる」
という流れを作りやすいです。
実際、わたし自身も10万円以内でワーホリ生活をスタートできました。
ただこれは、条件がかなり良かった部分もあります。
そのため、個人的には最低でも20万円、できれば30万円以上あるとかなり安心だと思います。
また、カフェやレストランで働きたいけど、準備資金がすくない場合、最初から完璧な仕事を探そうとしすぎず
- まずはファームで生活を安定させる
- その後カフェやレストランなどへ移る
という動き方も、かなり現実的だと感じました。
ワーホリは、お金が多いほど有利なのは間違いありません。
ただ、それ以上に
- どんな仕事を狙うか
- どこへ行くか
もかなり重要だとおもっています。
とくに低資金で挑戦する場合は、
「現地で仕事が見つかるまでを、どう乗り切るか」
を意識して準備しておくことが大切だと思います。
この記事が、これからオーストラリアワーホリへ挑戦する方の参考になればうれしいです。
今日の思い出:
「やっておけばよかった乗馬体験」

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回はオーストラリアの現地初期費用について解説しました。
下記の記事では、カナダ・ニュージーランドでのワーホリ経験を活かした3カ国でかかった初期費用の総まとめをしています。
もしご興味があったらこちらもぜひ読んでみてくださいね。




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