今回は、同じ失敗をする人が少しでも減ればと思い、わたしがカナダワーホリのタックスリターンでやらかした大失敗についてお話しします。
タックスリターンでは、払いすぎた税金が戻ってくることがあります。
しかし、意外と見落としがちなのが「受け取り方法」です。
わたしは、カナダで約11か月フルタイムで働き、タックスリターンで約10万円の還付金を受け取る予定でした。
ところが、小切手での受け取りを選んだことで思わぬトラブルに巻き込まれ、ニュージーランドで換金できずに困ることになります。
この記事では、実際の還付金額や申請時の状況、わたしが小切手を選んだ理由、そして失敗から学んだことをご紹介します。
記事を読むことで、銀行振込と小切手の違いや注意点がわかり、わたしと同じ失敗をする方がすこしでも少なくなればうれしいです。
これからタックスリターンを申請する方は、ぜひ参考にしてみてください。
タックスリターンとは?

まずは簡単にタックスリターンについての説明をします。
タックスリターンとは、カナダで働いた人が行う税金の申告手続きのことです。
日本でいう確定申告に近いもので、給料から引かれた税金をあらためて計算し、払いすぎていた場合はお金が戻ってきます。
ワーホリで働いていた人も対象で、わたしも申請し、税金の還付(払いすぎた税金の返金)を受けることができるはずでした。
ただし、タックスリターンでは「いくら返ってくるか」だけでなく、「どのように受け取るか」も重要です。
わたしの場合、還付金は約10万円でした。
しかし受け取り方法の選択を間違えたことで、その10万円を受け取れなくなってしまいました。
実際の還付金額と申請方法
わたしの場合、還付金は約10万円でした。
カナダでは約11か月間、整備士としてフルタイムで働いていました。
勤務時間は月曜日から金曜日までの朝8時から夕方5時ごろまでです。
タックスリターンの申請は、ネットから個人でもできるようになっています。
しかし当時は、ビザの滞在期間やニュージーランドへの直接渡航など、状況が少し複雑だったため、カナダでよく利用されているH&R Blockを利用しました。
手数料は、約100ドルちょっとでした。
還付金の金額は収入や勤務期間によって変わるため、人によって差があります。
ただ、フルタイムで長期間働いていた場合は、まとまった金額が戻ってくることもあります。
だからこそ、受け取り方法の選択は意外と重要です。
タックスリターンの還付金は、主に「銀行振込」と「小切手」の2つの方法で受け取ることができます。
タックスリターン申請時に選べる受け取り方法
銀行振込

銀行振込は、カナダの銀行口座へ直接還付金が振り込まれる方法です。
小切手を郵送する必要がないため、紛失の心配が少なく、受け取りもスムーズです。
また、銀行へ持って行って換金する手間もありません。
そのため、現在カナダに滞在していて銀行口座を持っている場合は、基本的に銀行振込がおすすめです。
小切手

小切手は、還付金を紙の小切手として受け取る方法です。
一見すると
「銀行口座を閉じても受け取れる」
「海外へ持って行ける」
というメリットがあるように見えます。
実際、わたしもそのように考えて小切手を選びました。
しかし、小切手は発行されたあとに換金しなければお金になりません。
そして国や銀行によっては、小切手の取り扱いを終了していたり、条件付きでしか受け付けていなかったりする場合があります。
わたしはこの部分を甘く考えてしまい、あとでかなり苦労することになりました。
わたしが実際に失敗した話

わたしはカナダのワーホリ終了後、そのままニュージーランドへ渡航する予定でした。
カナダのワーホリビザも3月中旬で期限を迎えるため、タックスリターンの申請もかなりギリギリのタイミングでした。
また、海外から外国の銀行口座を閉じるのは大変だという話をよく聞いていたため、できればカナダ出国前に銀行口座も閉じたいと考えていました。
そこでH&R Blockの担当者へ状況を説明したところ、
「還付金が口座へ振り込まれる前に銀行口座を閉じてしまった場合、還付金を受け取れなくなる可能性がある」
と言われました。
さらに
「還付金がいつ振り込まれるかは正確にはわからない」
とのこと。
そこで提案されたのが、小切手で受け取る方法でした。
担当者からは、
「カナダ国内の友人に小切手を受け取ってもらい、そのあとニュージーランドへ郵送してもらうのがいいのではないか」
という提案を受けました。
また
「カナダ政府機関が発行した小切手なので、よっぽど外国の金融機関でも換金はできるはず」
と説明を受けました。
わたしもニュージーランドの銀行について調べてみましたが、小切手の取り扱いがあると記載がありました。
税手続きのプロが「換金できる」と言っていて、ネットで調べてもニュージーランドのいくつかの銀行で「外国小切手を受け付けている」との記載を見つけた。
いま思い返せば、もうすこし慎重になるべきだったと反省していますが、当時はこれだけで十分安心材料がそろっている気がしてしまいました。
ちょうどバンクーバーに友人も住んでいたため、わたしは小切手での受け取りを選びました。
ところがこれが大きな失敗でした。
ニュージーランドへ到着後、銀行へ行くと換金を断られます。
別の銀行へ行っても断られます。
さらに別の銀行へ行っても結果は同じでした。
理由は、マネーロンダリング対策などの影響で、小切手の取り扱いを終了していたためです。
さらについていなかったのは、終了したのはほんの数ヶ月前。
つまり、わたしが事前に見ていた情報は、数ヶ月だけ古いものでした。
結局、ニュージーランド国内で複数の銀行を回りましたが
- 小切手の受付自体を終了している
- 永住権保持者しか利用できない
などの理由で換金することができませんでした。
還付金は約10万円です。
ワーホリスタート時の10万円は決して小さな金額ではありませんでした。
こうしてわたしは、本来受け取れるはずだったお金を受け取れないまま、予期しない金欠状態でニュージーランド生活をスタートすることになりました。
これから申請する人へのアドバイス
基本は銀行振込がおすすめ
これからタックスリターンを申請する方には、可能な限り銀行振込をおすすめします。
理由は上記で述べたように、小切手は国外で換金できない可能性があるためです。
銀行振込であれば、わたしが体験したようなトラブルに巻き込まれる可能性を大きく減らせます。
もしワーホリビザの期限が近く、どうしても出国時期と重なってしまう場合は、観光ビザへの切り替えをして滞在を延ばすなども選択肢のひとつです。
まずは銀行振込で受け取れる方法を優先して検討することをおすすめします。
小切手なら出国前に換金する
どうしても小切手を選ぶ場合は、できるだけカナダ国内で換金まで終わらせておきましょう。
わたしのように
「海外でも換金できるだろう」
と考えるのは危険です。
国によっては小切手の取り扱い自体を終了していることもあります。
また、ウェブサイトに情報が残っていても、実際の運用が変わっている場合もあります。
出国後に換金しようとすると、選択肢が一気に少なくなるため注意してください。
カナダ口座をすぐ閉じない
還付金を受け取るまでは、カナダの銀行口座を残しておくことも検討してみてください。
たしかに海外から銀行口座を管理したり閉じたりするのは面倒です。
しかしフルタイムで働いていた場合は、還付金が数万円から十万円以上になることもあります。
わたしの場合も約10万円の還付金がありました。
ニュージーランドへ渡ったあと、カナダの銀行や関連機関へ何度も問い合わせましたが、一旦発行した小切手を換金するには
「カナダの銀行口座がないことには難しい」
という回答を受けることが多かったです。
あとから口座を作り直そうとしても簡単ではありません。
カナダの銀行口座開設は、基本的に現地で有効な滞在資格が必要になります。
そのため、還付金を受け取るまでは口座を残しておいた方が安心だと感じました。
まとめ
今回は、カナダワーホリのタックスリターンで実際にわたしが経験した失敗談をご紹介しました。
記事のポイントをまとめると以下の通りです。
- 還付金の受け取り方法には「銀行振込」と「小切手」がある
- 小切手は国外で換金できない場合がある
- 基本的には銀行振込がおすすめ
- 還付金を受け取るまではカナダの銀行口座を残しておくと安心
わたしは事前に情報を調べ、小切手でも問題なく換金できると思っていました。
しかし実際には情報が古く、ニュージーランドでは小切手を換金できずに困ることになりました。
タックスリターンというと「いくら返ってくるか」に注目しがちですが、「どう受け取るか」も同じくらい重要だということを学びました。
これからタックスリターンを申請する方は、ぜひ受け取り方法までしっかり確認したうえで手続きを進めてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、カナダワーホリのタックスリターンで実際に経験した失敗談をご紹介しました。
ワーホリでは、このように事前に調べていても予想外のトラブルが起こることがあったり、楽しいことばかりではないことも多いです。
下記の記事では、わたしが3カ国のワーホリで本気で辛かったことをまとめています。
ご興味ある方は、ぜひ参考にしてみてください。
今日の洋楽:Keep Holding On by Avril Lavigne
「Keep Holding On」は、つらい状況の中でも希望を捨てずに前を向こうというメッセージが込められた曲です。
人生には思い通りにいかないことや、心が折れそうになる場面もあります。
わたしもワーホリ中に仕事探しやお金の問題で苦労した時など、この曲に何度も励まされました。
落ち込んだ時や挑戦を続ける勇気が欲しい時に聴きたくなる一曲です。



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